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ポジティブ思考こそ、うつ病への第一歩といえる理由

今回は、うつ病の第一歩へつながってしまう原因について話します。

 

星の数ほど原因はあるでしょうが、少なくともいえることは、自分の気持ちに寄り添うことなく、無理を長期にわたってしてしまった時に発症してしまうことです。

 

これを突き詰めて考えていけば、ポジティブ思考も、場合によってはうつ病へと至る原因になりえることでしょう。

 

「ネガティブな人だけが、うつ病にかかるんじゃないの」

「ポジティブ思考に悪いところなんて、見当たらない」

 

そういう声も聞こえてきますが、よくよく考えると、「ポジティブ思考」って、自分を騙すテクニックなのですよ。

 

例えば、上司に無茶苦茶に叱責されたとしましょう。叱責されてはいるが、特にその原因が自分とはいいきれないまま、長時間にわたって叱責されている場面をイメージしてください。

 

ポジティブ思考で考えると、「上司は、自分のことを思って叱責してくれているんだ。これを機にまた頑張ろう」となるわけです。

 

ですが、よく考えてください。だれしも、叱責されれば、いい気持ちにはならないのが普通というか、まともな感性なのではないでしょうか。

 

その気持ちに蓋をして、前向きに頑張ろうとするのは、ある意味、自分に無理を強いているとも解釈できませんか。

 

特に、日本人は、悪い意味で勤勉で組織への忠誠心が強いため、自分よりも組織を優先させようとする傾向があります。

 

ポジティブ思考は、その傾向をより顕著にさせるだけです。日本人の多くがメンタル不調を起こしている原因はここにあるのではないのでしょうか。

 

落ち込む時は、落ち込み、喜ぶ時は喜ぶ。

 

その方がよっぽど自分に負担をかけなくてすみますよ。