先日、こんなツイートをしました。
「置かれた場所で咲きなさい」
— ミニマリスト ポレポレ (@poreporeminimam) 2021年11月10日
この格言は、あまりにも時代錯誤。
現代社会に適した表現にするなら、
「適した場所で咲きなさい」である。
労働市場が流動化し、転職が当たり前になった今は、自分に適した職場で活躍できるチャンス。
結論→合わないなら、さっさと乗り換えよう。
今、いる環境でベストを尽くそうという人は、けっこういますよね。
もちろん、それ自体はとても尊いことではあるのですが、自分に合わない環境で頑張り続けるのは、決して美徳とはいえません。
こういうと、必ずこんな意見が出てきます。
「すぐに環境を変えると、逃げ癖がついてしまう」
「石の上にも三年ともいうし」
確かにこうした意見が正しい時代もあったでしょうが、もっと自分に適した環境を見つけることに集中してもいいのではないのでしょうか。
そもそも、自分から環境を抜け出すという行為は、主体性と機敏さがないとできないことです。環境を変えようと行動する人は、少数派なわけでして、その根底にはもっと自分を高めたいという大変前向きな気持ちがあるのです。
現代社会を生き抜く術は、最初に決めた会社に忠誠を尽くすだけではありません。複数の収入源を生み出してリスクヘッジするもよし、忠誠を尽くす価値のある会社を見つけるもよし、いろんな選択肢があります。
そうした選択肢を考慮せず、ただ、今いる環境でベストを尽くそうと考えるだけでは、思考停止と言わざるを得ません。
「置かれた場所で咲きなさい」ではなく、「適した場所で咲きなさい」です。