今回のテーマは、現代日本において、マネージャーになれる人材が絶対的に不足している理由についてです。
プレーヤーとマネージャーを分かつ壁とは、つまり
成果につながるまでの過程を理論的に把握できているか、
です。
詳しくは前回の記事に譲りますが、ここをクリアできるかどうかが、重要となります。
しかしながら、現代の日本企業で働くサラリーマンのなかで、自分の持つ経験や知識を体系立てて理解している人は、ごくわずかです。
(転職を数回してきた私でも、まだ出会ったことはありません)
なぜ、そんなに少ないかといえば、教える側が絶対的に偉いという考えが無意識レベルで、根付いているからといえるでしょう。
例えば、部下がなかなか仕事を覚えてくれないとします。
そうした場合、誰に原因というか、責任を求めるでしょうか。
多くの企業では、仕事を教えた上司ではなく、部下に責任を求めることでしょう。
「根性が足りない」「物覚えがわるい」「主体性がない」
このように、部下に問題があるとみなされるケースが大半なのです。
一方、手を変え品をかえ、ではありませんが、伝え方を変えてみようであるとか、
そのようなアクションをとる上司はごくまれです。
とる、とらないというか、取れないといった方が正しいかもしれません。
なぜなら、教える側が、何をどうすればいいかを工夫しようという発想そのものが湧かないからです。
部下指導に打ち込む方々、落ち込むことはありません。
ここに気づけただけで、貴方は頭一つ抜きんでています。
今回は、ここまで。
自分の経験や知識をどうやって、理論的に構築していくかについて語ります。