今回は、うつ経験について語っていきます。
突然ですが、私は、公務員をしていましたが、今から2年前の夏にうつになり、職場を休職せざるを得なくなりました。
職場に戻ろうとしたのですが、「もうあそこでは働きたくない」と心身が拒絶してしまい、結果的には公務員を辞めることになりました。
そして、最終的には民間企業に転職し、今に至ります。
うつ関連の記事を書くのはかなり久々なのですが、ちょうど季節の変わり目で気分が落ち込んでいたこともあり、うつ経験について書いてみることにしました。
うつになってから2年が経ちますが、正直いって心身へのダメージはまだ残っています。
薬は飲み続けなくてはならないし、うつになる前のようには働けないし、でまだまだ完全復帰とはいいがたい状況です。
まぁ、それでも体が動いて働けているだけ、まだましなんですけどね。
うつを患ってから2年経ってみて、心身にもそれなりの変化がありました。
それは、自分で責任をもって何事も選ぶということの大事さを思い知りました。
いきなり何を言うんだという方もいることでしょう。
かいつまんで説明すると、もともと私自身、公務員になってみようと思ったのは、親から勧められたのがきっかけです。別に親は公務員ではなく、サラリーマンなのですが…
ただ、それだけの理由で公務員試験勉強を続け、結果的には公務員になることができました。
今の妻とも出合うことができたのでなってよかった面もあるのですが、それ以上に公務員という仕事を安易に選んでしまったことを今でも後悔しています。
うつになるぐらい激務な職場にまったく恨みがないとはいいませんが、それよりも親という他人に人生の選択を委ねてしまったことに、です。
もし私が本当になりたいことを考え、行動していれば、少なくとも自分の選択に悔いを残すことはなかったかもしれません。
たられば、になりますが、要は、誰も自分の人生の責任を取ってくれないということをいやというほど、味わいました。
相手の言う通りにして、やけどしようが、うつになろうが、誰も代わってはくれないのです。
公務員という安定した身分を、自分の意思で手放しましたが、そこからは多少生きやすくなったようにおもいます。
やりたいことをやりつくしましょう!