今回は、得意分野がみつからない理由について語っていきます。
みなさん、苦手なことはあるでしょうか?
大多数の方が、「ある」と答えられるのではないかと思います。
これは、恥ずかしいことではなくて人間として生まれてきた以上、得手不得手があるのは当然のことです。
問題は、多くの人が得意分野を生かして生きていくことよりも、普通ないしは苦手なことで生きていこうとしていることです。
なぜ、そう生きているかは明白で、得意分野を生かそうにも、自分にとって得意分野は何なのかを把握していない人が多いからです。
なぜ、把握できないかですが、得意分野というのは、あくまで相対的なものであって、周りからすごいといわれている能力を有していても、当の本人にとってはあって当たり前のものだからです。
言い換えれば、あって当たり前と思っている能力こそ、自分の長所、得意分野である可能性を秘めています。
まわりから指摘されてはじめて、得意分野に気づけるものなんですよ。
問題なのは、なぜまわりの人は、「君は、○○がすごいから、○○で頑張るべき」などと教えてはくれないことです。
なぜ教えてくれないのか。
答えは、いろいろありますが、まず確実にいえることは、相手のいいところを見つけられる人の絶対数が少ないことがあげられます。
相手の長所や得意分野を発掘できることそのものが、かなり高度な能力であることも相まって、周りにそんな人がいないことの方が普通なのです。
一方で多いのが、「あいつは○○がからっきし」といった欠点や苦手分野を見つける人です。
○○はできない、からっきしということは絶えず言われ続けるので、苦手分野は、自他ともに把握できるのですが、得意分野については、把握がかなり難しいのです。
得意分野が見つからない理由をまとめると、
得意、不得意は、相対的なものであり、周りから指摘されてはじめて気づける
しかし、相手の得意分野を見いだせる人間の絶対数は少ないため、得意分野にはなかなか気づけない
こうなります。
では、次回は、得意分野をどうみつければよいかです。
お楽しみに。