先日、こんなツイートをしました。
収入が簡単には上がらない現代こそ、ミニマリストのライフスタイルは活きてきます。
— ミニマリスト ポレポレ (@poreporeminimam) 2020年7月23日
生活レベルを下げておけば、仮に給与が上がらなかったとしても生活に困らなくなります。
生活レベルを上げるのは、言い方がオーバーになりますが、自殺行為ですよ。
ミニマリストしぶさんは、生活レベルを上げないことに相当こだわっているとのことです。
この話をきいた時、あまりピンときませんでしたが、ミニマリストとして生活を送るようになってからは、彼の言っていたことがよく分かります。
というのも、一度上げた生活レベルって下げることが相当難しいのです。
一度生活レベルを上げてしまうと、どんなに生活が苦しくなっても、死ぬ瀬戸際までその生活レベルを維持しようとしてしまうからです。
なぜなら、人間は一度得たものを手放すことにものすごい抵抗を覚える生き物だからです。
これは、人間の本能からくる行動なので、理性をもって抑え込まないと、どうしても手放すという行動をとることができません。
逆にいえば、手放すことができる人は、それだけでレアな人材といえますね。
多くの人は、見栄や周りと合わせたい気持ちから給与に見合った生活レベルに調整しようとします。
それはそれで個人の自由なのですが、ある前提があってこそ、このやり方は成り立つんです。
それは、終身雇用かつ年功序列制で、一定の賃金が保障されていることです。
ですが、そんな時代は終わりました。
公務員ですら、生活の見通しがたたなくなっている今、そんなやり方ははっきり言って、意味をなしません。
給与に見合った生活レベルを保とうとしても、会社が倒産する、給与があがらない、といったことはいくらでも起こりうるので、無理があります。
また、そもそも、生活レベルを上げる意味があるかといえば、正直ないです。
低価格・高品質のモノ、サービスが今の日本ではありふれているからです。
例えば、洋服を例にとって考えてみましょう。
UNIQLOとハイブランドの商品の品質に価格以上の差はあるでしょうか。
もちろん、ハイブランド製品の持つ希少性や特徴的なデザイン性には高評価をしなければなりませんが、ほとんどの人にとって、品質にそこまで差はないというのが本当のところでしょう。
このように、生活レベルを上げるって、ツイートにも書きましたが、けっこうな自殺行為ですよ。
ミニマリストになりたい方は以下の記事を読んでみてください。